株式会社読売情報開発は、2023年4月3日(月)に平河町本社ビル8階にて、令和5年度入社式を行いました。

新入社員への歓迎のことば

代表取締役社長 平澤 和也

新入社員の皆さん、おはようございます。皆さんの元気な顔を拝見して、たいへんうれしく思います。
1972年4月1日、当社の前身である「読売情報開発センター」が設立され、昨年4月に50周年を迎えました。そして本年4月1日には、福岡にある読売西部情報開発との合併を経て、新たな半世紀へ第一歩を踏み出しました。

皆さんもいまこの時の気持ちを「初心」と考えて、いつまでも忘れることなく、先達に感謝しながら記念すべき第一歩を刻んでいただきたいと思います。

さて、読売新聞は1874年11月2日の創刊以来、149年目を迎えました。来年の創刊150周年に向けて、とても大事な時を迎えております。この記念すべき場面を共有できることを意気に感じ、意欲的に仕事に取り組んでいただきたいと思います。

新聞業界は、この20年間で大きく変化しました。インターネットやスマートフォン、SNSの普及などにより無購読世帯が増加する一方で、新聞という最も信頼されるメディアが、改めて脚光を浴びてきています。日本の将来のためにも、しっかりとした取材に裏付けられたニュースをなくしてはいけない。読売新聞の責任は、たいへん大きなものとなっております。そして、読売新聞を支えるYCの支援が非常に大切であり、YCを支え、読売新聞とともに成長していくことが当社の使命であるということをぜひご理解いただきたいと思います。

新型コロナウイルスの蔓延を経て、これまで当社がノウハウを積み重ねてきた対面による営業手法においても、さらなる工夫が求められるようになりました。常に広い視野を持ち、勉強を重ね、柔軟な発想と時代に即した価値を創出することが大切です。

新入社員の皆さんへのお願いとして、一つ目に前例主義は排除してください。企業としての成長を止めてしまう大きな原因と考えます。以前からこうだった、前回はこうだったという考え方はやめてください。歴史に学び、先達に感謝することは大切ですが、前例主義は先達に対する感謝ではありません。本当にこれでいいのだろうか、今の時代に即しているのだろうかと考えることが、歴史と伝統を大切にすることです。

もう一つは、自分を超えることです。ライバルとの競争も大切ですが、仕事の結果は地理的要因や環境に左右されることもあります。そういった意味で、これまでの自分を超えることを、日々意識して仕事に取り組んでください。

仲間を大切に切磋琢磨し、社員それぞれが大いに活躍されることを期待して、私からのお祝いと歓迎のあいさつといたします。ともに頑張りましょう。