株式会社読売情報開発は、2024年4月1日(月)に、平河町本社ビル8階で2024年度の入社式を行いました。
新入社員への歓迎のことば
代表取締役社長 平澤 和也
新入社員の皆さん、読売情報開発への入社おめでとうございます。心より歓迎を申し上げます。コロナ禍は落ち着いたものの、油断できない状況下での就職活動だったと思いますが、数ある企業の中から当社を選択していただき、これから一緒に仕事ができることを大変うれしく思います。
当社は1972年4月1日に設立され、一昨年4月に50周年を迎えました。同時に読売西部情報開発を合併して、新しい機構となって新たな半世紀への第一歩を踏み出しました。皆さんとはご縁があって、ともに新しい時代に挑んでいくことになりました。面接から今日までの気持ちを“初心”として、いつまでも忘れず、先達に感謝しながら、第一歩を刻んでください。そして、当社との縁を、また同期の皆さんとの縁を大切にしていってください。
読売新聞は1874年11月5日に創刊し、今年で150周年を迎えます。この記念すべき年に皆さんと一緒に仕事をスタートするわけです。これを意気に感じて、積極的に仕事に取り組んでいただきたいと思います。
読売新聞を扱っていただいているのが、読売新聞販売店(読売センター=YC)で、全国のYCのおかげで今があります。皆さんもこれからお世話になるので、YCへの感謝の気持ちをしっかりと持って仕事に臨んでください。
当社の設立の目的は、YCの売り上げに貢献すること、販売手法の近代化の推進、そしてYCの業務運営のサポートの三つです。これは現在でも変わらぬ、当社の存在意義です。
一つ目のYCの売り上げに貢献することは、お客さまから購読契約をいただくことで、これがSP本部の仕事であり、設立当初からの事業の柱です。1977年に読売新聞は世界第一位の発行部数を記録し、SP本部の必要性はますます高くなりました。以来、東京本社管内に続々と営業所を設立し、現在では、ここ平河町を中心に3支社21営業所を構えるに至りました。同時に、時代背景によりますYCの需要の高まりから、部署が年々増えていき、現在では30を超えています。
新聞業界は、この20年で大きく変化しました。インターネットやスマートフォン、SNSの普及により無購読世帯が増え、集合住宅の増加とセキュリティーの強化によるお客さまとの面談率の悪化により、日を追うごとに環境は厳しくなっています。また、新型コロナの蔓延以降、これまで私たちがノウハウを積み重ねてきた対面による営業方法も、さらなる工夫が求められる時代になりました。
一方で、ネットやSNSではフェイクニュースが日常的に横行し、こうした情報に多くの人々が嫌悪感を抱いて、真実を知りたいという声に唯一応えることのできる「新聞」という最も信頼されたメディアが、再び脚光を浴びてきています。日本の将来のためにも、しっかりとした取材に裏付けられたニュースがなくならないようにしなければなりません。読売新聞の責任は大変大きなものとなっています。それには全国のYCで構成する配達網、販売網をしっかりと守らなければなりません。YCは最も大切な存在です。このYCを支援することが、当社の設立以来の使命です。
皆さんにおかれては、SP本部でしっかり勉強してください。その後、SP本部以外の部署で活躍いただくこともあると思います。毎日の仕事の中で常に広く視野を持ち、柔軟な発想と時代に即した価値を創出することが求められています。
仲間を大切に切磋琢磨して、大いに活躍をされることを期待して、私からのお祝いと歓迎のあいさつとします。ともに頑張りましょう。